4月2日より放送開始となるフジテレビ系ドラマ『火の粉(仮)』の主演がユースケ・サンタマリアさんに決まりました。
ユースケ・サンタマリアが連続ドラマの主演を演じるのは『今週、妻が浮気します』以来9年ぶりということで、その演技に注目が集まりそうですね。
このドラマは雫井脩介(しずくい しゅうすけ)という方が書いた火の粉 (幻冬舎文庫)というミステリー小説が原作となっています。
今回は放送まで待ちきれない方のためにネタバレをしてみようと思います。
ネタバレは困る!という方はこのまま「まわれ右」して下さいね。

http://news.livedoor.com/article/detail/11182174/
『火の粉』登場人物
元裁判官。在任中最後に扱った事件が、武内真伍が被疑者となった一家3人の殺人事件。この裁判で勲は武内真伍を無罪とする。
死刑という判決を下すことも可能であったが、人が自分の判断で死んでしまうことを嫌ったがゆえの無罪判決だった。
後にこの判断が自分を苦しめることになるとは知らずに。
この物語の最重要人物。梶間勲が無罪にしてくれたことに恩を感じており、梶間家にいろいろと尽くすことに。
一見善人のように見えるが、その精神構造は破綻しており、尽くした相手が自分に対して気に入らない態度をとると攻撃してしまう習性を持っている。
被疑者となった例の殺人事件も武内真伍が起こしたものである。つまり彼は有罪だったのだ。
事件を起こした理由は自分がプレゼントしたネクタイを使ってもらえなかったから。
物語が進むにつれ、彼の異常性が明らかとなっていく。
勲の息子。30歳フリーター。雪見の旦那である。物語終盤でひどい目にあう。
俊郎の嫁。武内真伍の異常性に気づき、警戒している。そのことが気に入らない武内真伍によって真っ先に攻撃対象にされる。
東京地検の検事。一家3人の殺人事件で武内真伍が有罪であることを立証できなかった。
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物語のあらすじ・結末
この物語は結局
梶間勲が過去におかした過ち(武内真伍を安易に無罪としてしまったこと)のツケを自身が払うことになった。
それに勲の周りにいる人達も巻き込まれていく。
というお話です。
物語終盤の展開をお話しておきましょう。
武内真伍は自分の気にくわない人間にひどい嫌がらせをしたり、時には手にかけることもあったのですが、
物語終盤でその悪行の数々がとうとう梶間家の人間にばれてしまいます。
発狂して勲達に襲いかかる武内。
勲は家族を守るため、反撃して武内を殺してしまいます。
そしていままで人を裁く立場であった勲が、裁かれる立場に。
殺人犯となった勲に野見山はこう言いました。
「あなたは裁判官として判決を下す際は他人事として判断してしまっていた。まるで対岸の火事のように。
しかし、風向きが変わって、今まさしく火の粉が自分に降りかかっている。それにあなたは慌てふためいているのだ。」
ここでタイトルの伏線回収です。
結局、勲は情状酌量が認められて1年半の実刑判決となります。
そして最後に判決を聞いた勲のモノローグが流れて物語は完結します。
モノローグの内容は、今の私の文章力ではまとめきれませんでした。とても複雑な心境を語っておられます。
いつか追記で補足できたらします。
もし、雫井脩介さんの『火の粉』が気になった方がいたら、ぜひ読んでみてくださいね^^
ドラマ版『火の粉』の見どころ
実は「火の粉」は2005年に既にテレビドラマ化されています。
この時は武内真伍を村田雄浩さんが演じたそうですが、その演技が好評だったみたいですね。
難しい役どころの武内真伍をユースケ・サンタマリアがどのように演じるのか、
4月2日からの放送ではそこが一つの見どころになりそうですね。
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