
出典 naverまとめ。
将来の幹部自衛官を育成する防衛大学校の卒業式が本日行われたそうですね。今年の卒業生は419人でした。
防衛大学校を卒業した後は、自衛官に任官されて、陸海空各自衛隊に設置されているという幹部候補生学校に入るのが普通の流れだそうですね。そして、さらに厳しい訓練を経て幹部自衛官を目指すわけです。
今年も卒業生のほとんどの方がそのような進路をとっています。厳しい学生生活を経て卒業までこぎつけたわけですからね。途中で辞めてしまうのはもったいないですよね。
ところが!!どうやら今年は少し異変が起きているようですよ。「任官拒否」をされた方がかなり多かったようで、その数が昨年の2倍になったそうです!具体的な人数は47人ということで、卒業生の約1割が任官拒否をしたことになります。この数は1992年以降で一番多いそうですよ!
果たして理由はなんだったのでしょうか?防衛大学校によれば26名の方が「他の業種に就職したいから」と答えたそうです。「アベノミクス」の効果で民間の雇用状況が例年に比べて改善されていますからね。安全・安定を優先した形でしょう。なお、残りの方については理由が明らかにされていません。これはやはり、安保関連法の影響があるのかな?
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任官拒否のペナルティとは?
任官拒否をした際をしたのペナルティってあるのでしょうか?
調べてみると、「平成26年度から、任官拒否をした者に250万円の償還金を支払わせる」という内容の法律案が提出されたことがあるようですが、当時野党だった自民党の反対により成立しなかったようですね。つまり現在は、任官拒否しても「学費返還」というペナルティはないということになります。
このことに関しては批判があるようですね。なぜなら、防衛大学校の学生は国家公務員と同じ待遇で「お給料」が出ているからです。(名称は「学生手当」となっていますが。ちなみに額は11万ほど。)また、6月と12月にはボーナスもでています。(約34万円) こういった待遇を受けた上で、任官拒否をしても返金なしなのはおかしいでしょ?と考える人がいるわけですね。
筆者的には、「現行の制度ではこういう仕組みになっているから仕方ないのかな~」という考えですが、今後任官拒否をする人が増えてくれば制度が変わる可能生もありますよね。読者の皆さんはどう思いますか?
※追記 任官拒否した際は、防衛大学校の卒業式後に行われる「謝恩会」に出席できないというペナルティはあるようですね。学校から出る際も裏門から出されるそうです。
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